yama-inochi-take.cocolog-nifty.com > 高山植物131選

表紙

表紙

高山植物を綜合的系統的に理解するにはプロの力を借りるしかない、
で朝日新聞社の週刊「花の百名山」から、画像をスキャンしたので写真
ほど鮮明じゃない、監修土田勝義、写真・解説増村征夫


タカネビランジ

タカネビランジ

南アルプス一帯の特産、花弁が三分の一くらいまで二つにさけ、苞がないのが特徴、葉は披針形


カワラナデシコ

カワラナデシコ

花は紅紫色の5弁花で花弁が細かく切れ込み、苞は3~4対、葉は線状披針形で、基部は茎を抱く、秋の七草のひとつ


タカネナデシコ

タカネナデシコ

高山帯の岩場や草地に生える。葉は夏緑性、線形で対生


シナノナデシコ

シナノナデシコ

多数の花が密集して咲き縁のぎざぎざは浅い、葉は線状倒披針形で              対生、崩壊地や河原などに生える、虫媒花


ツガザクラ

ツガザクラ

葉は線形で革質、針葉樹の栂(ツガ)に似て桜色の花をつけることに由来する。
岩場に生える。


アカモノ

アカモノ

別名イワハゼ。雪田底草原などに多い。枝に赤い長毛がある。葉は革質、卵形で互生。


コケモモ

コケモモ

葉は革質で楕円形、赤く熟した実を苔のような小さな木の実にたとえた、
実は食べられる、果実酒やジャムなどにする。


オオツガザクラ

オオツガザクラ

ツガザクラとアオノツガザクラの中間種。花も葉もツガザクラより大きい


イワカガミ

イワカガミ

花冠は紅紫色の漏斗形、和名は岩場に生え光沢がある葉を鏡に見立てたもの。
コイワカガミより低いところに分布する。


オオイワカガミ

オオイワカガミ

他の仲間に比べ、円心形の大きな葉(長さ6~12cm)であることが特徴。


ヒメイワカガミ

ヒメイワカガミ

花冠は鐘形で、白色と淡紅色がある、小さくて可憐です。


コイワカガミ

コイワカガミ

イワカガミの高山型で全体的に小さい、葉は厚くすべて根生葉。


ハクサンコザクラ 

ハクサンコザクラ 

日本海に多く、根生葉はへら状倒卵形で鋸歯がある、花は紅紫色で中央は黄白色、3~6個が散形につく。大雪山のエゾコザクラが母種。


クリンソウ

クリンソウ

根生葉は倒卵上長楕円形の大型、何段にも咲く様を仏塔の九輪に見立てたもの。


オオサクラソウ

オオサクラソウ

3~8個の花が輪状に1~段つく、和名は草丈が大きいことから、エゾオオサクラソウに比べて全体に毛が少ない。


ユキワリソウ

ユキワリソウ

雪がとけるとすぐに咲くからこの名がある、湿った岩場に生える。


ノビネチドリ

ノビネチドリ

テガタチドリより葉が大きく、縁が波打つようになっている、和名は根が円柱状に伸びるから


テガタチドリ

テガタチドリ

花穂は10cmほどになり、花の色が派手なうえ、背丈が高いためよく目立つ、名前の由来は根が太く、掌の形のように分かれているところから


ハクサンチドリ

ハクサンチドリ

加賀の白山で採取された千鳥を思わせる花という意味、葉に黒点が入るものはウズラバハクサンチドリ、白花品はシロバナハクサンチドリ


ミヤマモジズリ

ミヤマモジズリ

モジズリはネジバナのこと、唇弁は3裂し基部に紅紫色の斑点がある、葉は長楕円形で2枚が根ぎわにつく


タカネシオガマ

タカネシオガマ

シオガマギクの仲間はすべて半寄生植物で、花冠が上下に分かれ、上がくちばし状になっているのが特徴である、荒地によく群生し、草地に点々と生えるミヤマシオガマと対照的である


ミヤマシオガマ

ミヤマシオガマ

紅色の大きな花と細かく切れ込んだ葉はいかにも高山植物らしい姿をしている


ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ

茎に4枚ずつ葉が輪生し、花は数段に離れてつく、割合どこにでも見られるポピュラーな花の一つです


オニシオガマ

オニシオガマ

あまりポピュラーじゃない、セリバ、エゾ、キバナのほうがポピュラーですね


オニアザミ

オニアザミ

茎葉は基部が広くて茎を抱き長い刺針があり、総苞は径4cmの筒状鐘形で粘る、至仏山にはジョウシュウオニアザミがある


シラネヒゴタイ

シラネヒゴタイ

北岳など白根三山で発見され、花の形がヒゴタイを思わせるから
頭花が1~5個のものをタカネヒゴタイという


クロトウヒレン

クロトウヒレン

総苞が暗紫色で高山帯の草地に生える


タテヤマアザミ

タテヤマアザミ

アザミの仲間は大変種類が多いが、簡単には葉に刺があるのが
アザミ属で、刺のないのがトウヒレン属です、タテヤマアザミは
代表的なアザミで、花が横向きに咲く
他のアザミ属にはチョウカイ、ウゴ、フジなどある


ハクサンシャクナゲ

ハクサンシャクナゲ

針葉樹林ななかでは3m近く、稜線では30cmほど、花冠は5裂し高山のものほど赤みが強い、ハクサンから始まる高山植物は多いね、代表的なのはイチゲ、オオバコ、コザクラ、シャジン、チドリ、フウロ、ボウフウなど


キョウマルシャクナゲ

キョウマルシャクナゲ

アズマシャクナゲと違って葉裏に毛がない、天城山のは見事です


ホンシャクナゲ

ホンシャクナゲ

花冠が7裂です


アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲ

花は淡紅色で漏斗状に広く開き、枝先に総状に多数つく、ハクサンシャクナゲよりより低山に生え、1ヶ月ほど花期が早い


クルマユリ

クルマユリ

和名は大きめの葉が茎にたいして輪生することから、花は小ぶりで橙色、濃紅色の斑点があり、先はそり返る、花被片の表面は蝋をひいたよう


ユキクラトウウチソウ

ユキクラトウウチソウ

花は根元から咲いていく、発見地である白馬連峰の雪倉岳にちなむ、トウウチソウの仲間はシロバナ、タカネ、ナンブ(早池峰山の特産)とある


カライトソウ

カライトソウ

赤い毛虫がぶら下がっているようだが、これを中国から渡来した”唐糸”に見立てたもの


コオニユリ

コオニユリ

葉が互生し、葉のわきにムカゴがつかないことが特徴


タカネバラ

タカネバラ

華やかさでは別格の存在、美しいだけではなく、花には芳香もある


コマクサ

コマクサ

ご存知”高山植物の女王”蕾の形が馬の顔をおもわせ、外側の花弁は反り返る、
他の植物がとても生きていけないような砂礫地に生えている


イブキジャコウソウ

イブキジャコウソウ

伊吹山に多く、麝香のような香りがあることから命名、花冠は唇形、葉は対生、
シソ科には珍しい小低木である


ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマ

花は紅紫色で濃淡の変化に富む、根生葉は放射状に広がって”袴”を思わせる
日本全国どこででも見られ、分布域が広い


ミネウスユキソウ

ミネウスユキソウ

頭花は柄がないか、あっても短く、主に南北アルプスに分布


ウスユキソウ

ウスユキソウ

ヨーロッパでは「アルプスの星」と呼ばれる、エーデルワイズの仲間、頭花の縁に白い綿毛が密生した苞葉が並び、この様を、うっすらと積もった雪に見立てた


ヒメウスユキソウ

ヒメウスユキソウ

コマウスユキソウとも呼ばれ、中央アルプス駒ケ岳の特産、ウスユキソウの仲間では一番小さい


キタダケソウ

キタダケソウ

南アルプス北岳の特産種、ハクサンイチゲに似ているが花弁の数が6~9枚と多い、葉は粉白色を帯びて3回3出複葉、花期が梅雨の最中で山小屋も営業前、で初心者は見ることが出来ないでしょう


ハクサンイチゲ

ハクサンイチゲ

花は白地に黄色いおしべ、真ん中には緑色のめしべの取り合わせで清潔感にあふれている、一面白色のお花畑を作る、和名は白山で採集され、一つの枝に一つの花をつけることによる


チョウノスケソウ

チョウノスケソウ

チングルマの花に花弁を増やしたような花、普通は8枚あり、葉は小判のようなユニークな形をしている、変わった名は発見者である須川長之助にちなむ


チングルマ

チングルマ

雪田周辺に咲く花の代表、実の形が風車に似ていることから、稚児車が変化してついた名である


アオノツガザクラ

アオノツガザクラ

葉が針葉樹のツガに似て、花は先がおちょぼ口の壺形で、青っぽいクリーム色です、雪田の周辺に大きな群落を作り、チングルマやコイワカガミと混生していることも多い


ジムカデ

ジムカデ

葉をつけた茎が地を這って立ち上がる形をムカデに見立てたもの、花は赤い萼がポイント


イワヒゲ

イワヒゲ

岩場に生え、うろこ状の葉が密生した細長い枝はたしかに髭のよう


コメバツガザクラ

コメバツガザクラ

名前のとおり米のような形の革質の葉が3枚輪生し、壺形のかわいらしい花が枝先に3個ずつつく、花期が早い


オオハナウド

オオハナウド

見るからにタフそう、全体に毛が多く、羽状複葉の幅の広い大きな葉が特徴


ミヤマシシウド

ミヤマシシウド

山地に生えるシシウドが高山に上がったもの、茎が紫色になり、花序はオオハナウドは水平に、こちらは丸みを帯びた咲きかたをする、高茎草原に生える


ハクサンボウフウ

ハクサンボウフウ

葉は不規則に切れ込んでセロリの葉に似ている、花はシラネニンジンによく似ている、ボウフウ(防風)は風邪薬に用いられたことにちなむ


オオカサモチ

オオカサモチ

大傘持と書く、ぴったりの命名!高さ1mほどの太い茎が一本立ちし、ぱっと開いた花火のように、頂に花を集めて咲かせている


イワツメクサ

イワツメクサ

この仲間で、高山の砂礫地でよく見られるのが、タカネツメクサとこの花、花弁がこちらのほうが細い


センジュガンピ

センジュガンピ

花弁は先が浅く2裂し、裂片はさらに裂ける、葉は薄く柄がない、細長い花柄があり花がまばらにつくのでナデシコ科の雰囲気がある


ホソバツメクサ

ホソバツメクサ

別名コバノツメクサ、葉が細くて小さいのでどちらの名でもいい感じ、花はきっちりとした5角形をしていて、上から見ると星を散りばめたようで美しい


タカネツメクサ

タカネツメクサ

花弁は先に細かい鋸歯があり、歯は針形でマット状に密につく、これでもかといわんばかりに花をいっぱいにつけていて、負けん気で健気な力強さを感じさせる


ミヤマカラマツ

ミヤマカラマツ

薄暗い樹林帯の中で、小さな白い花火が開いたようでよく目立つ、カラマツソウによく似ているが、葉柄の基部に丸い托葉がない、白く見えるのは花糸(オシベ)と呼ばれる部分である


ヒメカラマツ

ヒメカラマツ

花も見てのとおり地味で、分布域が限られ、なかなか眼に止まりにくい、花弁はなく、黄色いガク(オシベ)が目立つ


モミジカラマツ

モミジカラマツ

ミヤマカラマツより高いところに生える、根生葉がモミジの葉というよりは、ヤツデの葉のようで切れ込みが深い


カラマツソウ

カラマツソウ

茎葉は3~4個枝分かれした複葉で、枝と葉柄の分岐点に小さな葉(托葉)がある


ウメハタザオ

ウメハタザオ

ウメハタザオはフジハタザオの変種であるイワハタザオの高山型、と言われてもなんともややこしいことだ


ミヤマハタザオ

ミヤマハタザオ

全体にひょろひょろした感じで、頼りない様子、高山性アブラナ科は実が短い形をしたイヌナズナ属と実が長角果と呼ばれる長い形をしているハタザオ属の2グループに分けられる


オクヤマガラシ

オクヤマガラシ

小葉は卵形、円形であればアイヌワサビ、花は多数が総状につく、花弁は白色、黄色であればミヤマガラシ


クモマナズナ

クモマナズナ

この仲間の中では最もポピュラー、もう6月中旬には八ヶ岳の稜線上の岩場に咲いている


オンタデ

オンタデ

タデ科の花は地味なせいか目立たないものが多いが、このオンタデはその大きさゆえか、ひときは目立つ、富士山の火山礫地にはあちこちに大きな群生が見られる


ウラジロタデ

ウラジロタデ

オンタデと似ていて比較されるが、違いは、ウラジロタデの葉の裏面に白い綿毛が生えていること、北アルプスに見られるものはほとんどこのウラジロタデである


オオイタドリ

オオイタドリ

葉は卵形、基部はハート形、裏面は灰白色を帯びる、元来、本州中部以北の日本海側に分布するが、近年は太平洋側、西は九州でも見られるようになった、このような植物は”国内帰化植物”と呼ばれている


オヤマソバ

オヤマソバ

地味なものが多いタデ科の中にあって、名前までこのように地味では絶望的?だ、茎は赤みを帯びるものが多く、花や実の形がソバに似ている


タイツリオウギ

タイツリオウギ

果実の形が、文字どおりツリ上げられたタイを思わせる豆果である


イワオウギ

イワオウギ

マメ科の白い花は、他にもタイツリオウギ、リシリオウギ、シロウマオウギがあり、どれも一見似ている、イワオウギは花が穂状に長く、実の形が他の3種と全く違い、2~4個にくびれた節果である


ムカゴトラノオ

ムカゴトラノオ

花序の下部にむかごをつける


イブキトラノオ

イブキトラノオ

1mほどの長い花茎を立て、その先端に8cmくらいの円柱状の花序をつける、根生葉は細長く、スイバの葉のように先がとがり、長さ10~20cm、花茎には先の尖った小さな葉がつく


マイズルソウ

マイズルソウ

針葉樹林帯の代表花、実は赤く熟す、和名は、葉脈の曲がった形を、翼を広げたツルに見立てたもの


ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ

長い葉が1対、短い葉が2対計6枚の葉が輪生し、その真ん中に花を咲かせる。花弁と思われているのは実は苞で、真ん中のしべ状のものが花である


イワイチョウ

イワイチョウ

池塘や雪田の周辺などに大群生する、花は白色で多数が集散状につく、根生葉は腎円形で、基部は心形


コバイケイソウ

コバイケイソウ

高さ1mほどに立った茎の先につく花穂は両性花で、側枝に雄花がつく、花に当たり年がある、よく似たバイケイソウは花が緑白色、この仲間に共通するが根茎にアルカロイドという毒成分が含まれている


ミヤマダイコンソウ

ミヤマダイコンソウ

根生葉が羽状複葉になっていて、ダイコンの葉に似ている、頂小葉が大きい、秋には何ともいえない深みのある紅色に紅葉する


ミヤマキンバイ

ミヤマキンバイ

黄色い花の高山植物の中で最もポピュラー、どこにでも生えている、根生葉はイチゴの葉によく似た3小葉、花弁は桜の花びらのように先がへこむ


ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンポウゲ

シナノキンバイと混同しやすいが、こちらのほうが花の直径1.5~2cmと断然小さい、ウマノアシガタによく似ており、花はレモンイエローの5弁花で光沢がある


シナノキンバイ

シナノキンバイ

キンポウゲ科の特質ですが、外側の花弁状のものは萼で、しべ状に退化した濃い橙色の部分が花弁である、雪田周辺でお花畑を作る


キバナノコマノツメ

キバナノコマノツメ

タカネスミレと似ているが、こちらは亜高山の渓流沿いの草地や岩の隙間などに生え、住み分けている、葉が薄く、光沢もないせいか全体の感じが弱々しい


タカネスミレ

タカネスミレ

葉は濃い緑色の腎心系で光沢がある、花は濃い黄色、唇弁は大きくて褐色の条が入る、他の草が生えないような岩礫地や砂礫地に単一群落を作る


ナエバキスミレ

ナエバキスミレ

オオバキスミレに似ているが、オオバキスミレは葉が卵形で先が急に尖り大きいのにたいし、ナエバキスミレは茎や葉柄、花柄が赤みを帯びている、和名は苗場山に由来


オオバキスミレ

オオバキスミレ

日本のスミレの種は約50種、平地ではほとんど見ることの出来ない黄色いスミレが山にはある、それらを形態的に分ければ、花弁の内側に毛のないタカネスミレの仲間と側弁の基部に毛のあるオオバキスミレの仲間とがある


ミヤマタンポポ

ミヤマタンポポ

姿は下界のタンポポとほとんど変わらない、総苞は濃い緑色で白色を帯び、外片の長さは内片の二分の一以上、二分の一以下であればヤツガタケタンポポです


カンチコウゾリナ

カンチコウゾリナ

寒地である、根生葉は倒披針形で先がとがる、先がまるいのがミヤマコウゾリナです


ミヤマコウゾリナ

ミヤマコウゾリナ

漢字では深山髪剃菜と書き、全体に毛が生えている、総苞は黒っぽい、キク科の花は天気が悪いと花を閉じてしまうのが多いがこの花も同じである


シトウマタンポポ

シトウマタンポポ

上から見ただけでは、ミヤマタンポポやヤツガタケタンポポとの区別はむずかしいが、外片の先端に突起物がある、白馬岳、荒川岳、赤石岳に生える


ミヤマオトコヨモギ

ミヤマオトコヨモギ

地下から有花茎と無花茎が別れ出、無花茎は葉をロゼット状に密生させ、広いさじ形で欠刻状の鋸歯がある、有花茎は高さ20~30cmほどになる


タカネヨモギ

タカネヨモギ

ロゼット葉は細かくニンジンの葉のように羽状に切れ込み、頭花は直径1cmほどの大きさで平地のヨモギとはだいぶ印象が違う


イワインチン

イワインチン

妙な響きをもつ名前は、漢名で岩場に生えるヨモギという意味、しかし、タカネヨモギやハハコヨモギなどと同じヨモギ属ではなく、こちらは高山で見られる唯一のキク属である


ハハコヨモギ

ハハコヨモギ

銀白色の絹毛をまとった葉、薄黄色の頭花を上向き(下向きはエゾノハハコヨモギ)に咲かせた姿には、気品のある、いわばおさえた美しさがある、南アルプス、中央アルプスの特産種


ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲ

関東では尾瀬ヶ原や霧降高原、東北では雄国沼などが大群生地として有名、花序は茎頂で2分枝し、花を集散状につける、朝に咲き夕方に閉じる一日花


イワベンケイ

イワベンケイ

礫地に生えている大きな株は、まるで亀の甲羅のよう、雌雄異株、雌株は目立たない、和名は丈夫な植物であることにちなむ


ユウスゲ

ユウスゲ

茎上部の苞のわきから枝を出し、多くの花をつける、花は横向きに開き黄色、夕方に咲き翌日には閉じる一日花


ヒオウギアヤメ

ヒオウギアヤメ

アヤメに似ているが、内花披片はごく小さく約1cmで、外花披片に重なる花柱のほうが目立つ、和名は重なった葉を檜扇に見立てたもの、以下四つは高山植物?とはいえないかもね


カキツバタ

カキツバタ

和名は書きつけ花の転訛で、むかしこの花の汁を布につけて染めた行事に由来する


アヤメ

アヤメ

いずれがアヤメ、カキツバタ、アヤメは外花披片の基部に黄色地に紫色の網目模様がある、カキツバタはそこに白色~淡黄色の斑文がある


ノハナショウブ

ノハナショウブ

ショウブ(菖蒲)と名がついているが、ショウブはサトイモ科でありこちらはアヤメ科、似ているのは葉のみ


ヒメシャジン

ヒメシャジン

ハクサンシャジンとよくにているが、ハクサンシャジンの葉は輪生、こちらは互生(まれに対生)している、花柱が花冠とほぼ同じ長さである


ツリガネニンジン

ツリガネニンジン

茎葉は3~4枚が輪生し、花は小枝の先に1~数個ずつつき、全体が円錐状の花序となる、山野や高原の草地に生える


ハクサンシャジン

ハクサンシャジン

別名タカネツリガネニンジン、葉のみならず花も2~3段に数個ずつ輪生、花冠は長さ1.5cmの鐘形で、先が5裂する


ミヤマシャジン

ミヤマシャジン

ヒメシャジンの変種、萼片に鋸歯がないことで区別する、また花柱が花冠から突き出ており、亜高山~高山帯の岩礫地に生える


ミヤマリンドウ

ミヤマリンドウ

この仲間のうちで最もポピュラー、花は濃く鮮やかな青紫色、裂片と裂片の間に副片(これが直立してるのはイイデリンドウ)がある、各地の山の湿った草地に普通に見られる


オヤマリンドウ

オヤマリンドウ

高原に咲くエゾリンドウとよく似ているが、エゾリンドウの花は4~5cmなのに対し、こちらは2~3cmと小さい、花はほとんど半開きの状態でめったに平開しない


タテヤマリンドウ

タテヤマリンドウ

リンドウの仲間のうちでも花の色が薄い、またこの仲間は太陽の光が当たらないと花が開かない、ロゼット状の根生葉の真ん中から10cmほどの花茎を伸ばす


エゾリンドウ

エゾリンドウ

花は茎頂と茎上部の葉の脇に5~20個つく、花冠は濃青紫色~淡青紫色で浅く5裂し、暖かい日は平開する


キタザワブシ

キタザワブシ

御岳山、中央・南アルプスに生え、母種のミヤマトリカブトより葉の切れ込みが深い、ブシ(付子)はトリカブトの根から取った汁から作った毒薬


ミヤマトリカブト

ミヤマトリカブト

トリカブトの仲間は同定が難しい、茎葉は3/4~5/6まで5裂し、裂片はさらに卵状披針形に切れ込む


ヤマトリカブト

ヤマトリカブト

奥多摩や丹沢、日光など、関東地方に特産の種で、山地帯の林縁や夏緑林に生える


タカネトリカブト

タカネトリカブト

木曽駒ヶ岳、御岳山、乗鞍岳などに生える、茎が稲妻のように曲がる


イワギキョウ

イワギキョウ

稜線の岩場に点々と咲いている、形態上最も分かりやすいチシマギキョウとの違いは、花冠に毛がないこと、萼片はチシマギキョウは三角形だが、こちらは線形。花の色はチシマギキョウのほうが赤みが強い、チシマギキョウは横向きに花を咲かせるが、こちらは上向きに咲かせ、花はひとまわり小さい


チシマギキョウ

チシマギキョウ

10cm足らずの背丈に葉は5cmほど、こんな小さな体にアンバランスともいえる長さ4cmほどの大きな花を咲かせる、最も高山植物らしい姿です


ミヤマハナシノブ

ミヤマハナシノブ

北アルプスでは見かけることは少ないが、南アルプスには多い、葉はマメ科の葉によく似ている、株立ちがなよなよとたよりない感じ、薄紫色の花は高山植物には珍しく曇天や雨がよく似合う


タカネグンナイフウロ

タカネグンナイフウロ

北岳の大樺沢にたくさん生えており、ミヤマハナシノブも咲いていて美しさを競っている、丈が30~50cmもあり、横向きに咲いているのでよく目立つ、葉裏の脈上と縁に開出毛があることが特徴


ヤマルリトラノオ

ヤマルリトラノオ

葉は対生し両面ともほとんど無毛、クガイソウと同じゴマノハグサ科だがこちらのほうが花冠の色が淡い、おもに日本海側に近い山地帯~高山帯の草原に生える


クガイソウ

クガイソウ

和名は葉が何段にも輪生することから(九階草、九蓋草)、花穂は小さな花が密につき、花冠は青紫色の筒形、高山植物の定義にもよるけどこれは高山植物じゃないかもね


オヤマノエンドウ

オヤマノエンドウ

風当たりの強い礫地や岩場に張りついたように生える、木質化した茎が枝分かれし、岩などを這って広がる、花期が早く、6月の中旬から咲き始める、変種にエゾオヤマノエンドウがある


ウルップソウ

ウルップソウ

夏山シーズンにはすでに花が終わり、茶色くなっていることが多い、和名は千島列島のウルップ島で採取されたことにちなむ、礼文島と北アルプス北部(特に白馬岳)、八ヶ岳の湿った砂礫地に生える


シロウマチドリ

シロウマチドリ

シロウマから始まる高山植物はアサツキ、オウギ、タンポポ、ナズナ、リンドウとあるがこれはポピュラーではない、が一応学術的に記述すると、花は黄緑色で径が約1.5cm、多数が穂状につき、側萼片が平開する、草丈が20~70cm」と高く、葉が5~7枚と多い、葉は楕円形~長楕円形


キソチドリ

キソチドリ

高さは20~40cm、通常1枚の葉が大きく卵~長楕円形で3~8cmある、花はややまばらにつき緑色で、唇弁は黄色をおび広線形、長さ6~8mm、和名は発見地の木曽から


ホソバノキソチドリ

ホソバノキソチドリ

これから紹介するラン科の4種はいずれもあまりポピュラーではない、また小型で花も緑色で目立たない、ホソバノキソチドリは葉がキソチドリより細めで、難しく言えば背萼片と側花弁はかぶと状に重なり(タカネサギソウと同じ)、長い距が前方にやや湾曲する


タカネサギソウ

タカネサギソウ

花は径が約1cmの黄緑色で5~10個、背萼片と側花弁はかぶと状に重なり、側萼片はややそり返る、葉は1~4枚、最下がもっとも大きく長楕円形、基部は茎を抱く


アラシグサ

アラシグサ

ユキノシタ科はぱっとしないものが多い、この花も高さ20~40cmほどの花茎の先に、径6~8mmの黄緑色の地味な花を咲かせている、葉は径10cmほどで大きく、モミジカラマツノ葉に似ている


タカネシュロソウ

タカネシュロソウ

葉は長さ6~15cmの線状披針形で先はややとがる、茎の基部に和名の由来となったシュロ毛状の繊維のようになった古い葉鞘がある、別名ムラサキタカネアオヤギソウ


クロクモソウ

クロクモソウ

なんとなくその姿によく似合った名前がつけられている、葉は腎円形で縁に粗い卵状の鋸歯がある、別名イワブキ、湿った岩礫地に生える


ハゴロモクサ

ハゴロモクサ

葉は円心形で浅く7~9裂して縁には鋭い鋸歯があるのが特徴、花弁はない、和名は英名の”レディース・マントル”を意訳したもの


クロユリ

クロユリ

伝説の花、恋の花、歌(昔、”君の名は”という映画の中で)に歌われるほど美しいイメージがある、珍しい黒い花、花は暗紫褐色で花披片に黄色の斑点がある、葉は3~5枚が輪生状に数段つく